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よくあるご質問(FAQ)

- よくあるご質問 -

  • 生殖工学関連試薬の使用マニュアルはインターネット等からダウンロードできますか?

    弊社のホームページからダウンロードできます。下記URLをご参照ください。
    https://www.kyudo.co.jp/methods.html

  • 人体に有害な物質は含まれていますか?

    人体に有害な物質は含まれておりません。

  • SDS(Safety Data Sheet)はありますか?

    生殖工学関連試薬の商品毎にSDS(Safety Data Sheet)を用意しています。お問合せ窓口からご依頼ください。

  • ヒトや動物の治療目的に使用できますか?

    弊社の生殖工学関連試薬は研究使用のみを対象にしています。診断や治療目的での使用はできません。

  • 製品に異物が混入していますが、交換は出来ますか?

    商品の製造から出荷までクリーンベンチ等を用いて清浄空間下で作製しておりますが、異物が混入していた場合、お取替えさせていただきます。
    お手数をおかけしますが、お問合せ窓口よりお申し付けください。

  • 商品を使用後、余った分を分注して低温保存(凍結、冷蔵)は可能ですか?

    低温保存後の品質を保証できませんので、お勧めしません。ご利用分量の規格をご利用ください。

  • マウスやラット生殖工学関連試薬の保存方法と使用期限を教えてください。

    【保存方法及び使用期限】
    商品ラベル注釈に記載の使用期限までにご使用ください。
    1.マウス用生殖工学関連試薬
     ・CARD FERTIUPマウス精子凍結保存液:室温(18~28℃)、製造後18カ月
     ・CARD FERTIUPマウス精子前培養培地:冷蔵(2~10℃)、製造後18カ月
     ・CARD MEDIUM®:冷蔵(2~10℃)、製造後18カ月
     ・CARD HyperOva®:冷凍(-80℃)、製造後36カ月
     ・CARD HyperOva®F.D.:冷蔵(4℃)、製造後24カ月
    2.ラット用生殖工学関連試薬
     ・CARD FERTIUPラット精子凍結保存液:冷凍(-20℃以下)、製造後24カ月
     ・CARDラット体外受精用培地:冷蔵(4℃)、製造後18カ月

  • 生殖工学関連培地は商品到着後、ただちに使用できますか?

    使用方法で定められていない限り、濾過滅菌等は必要ございません。各商品の使用方法に従って、ガス平衡などの後、ご利用ください。

  • 海外の共同研究先でCARD FERTIUP等を使用したいのですが、海外販売は行っていますか?

    Cosmo Bio USA株式会社野村事務所富士平工業株式会社で取扱っています。詳細はお問合せください。

  • 商品発注後、何日で納品されますか?

    【日本国内の場合】
    原則、ご注文後1週間程でお届けしております。詳細はお問合せください。

- CARD HyperOva®に関するご質問 -

  • CARD HyperOva®を開封後、小分けして凍結保存は可能ですか?

    いいえ。融解後再凍結した場合の品質を保証できませんので、お勧めいたしません。

  • あまり排卵しませんでした。不良品ではないですか?

    C57BL/6Jマウスの場合、26日齢から30日齢(出産日を0日齢として)への投与を推奨しています。製品の性質上、特定の週齢においては、本製品の効果が十分得られない場合がございます。また、系統により、最適な週齢が異なる場合がございます。特殊な系統および週齢については、個別にご相談ください。

  • 商品に沈殿物が析出しています。使用に問題はありませんか?

    まれに成分が析出する場合がございます。析出物につきましては、本製品の主成分ではございません。析出物を避けてご使用ください。

  • CARD HyperOva®はラットの過剰排卵にも効果がありますか?

    本商品は、マウス抗原をもとに製造しています。マウス程ではありませんが、ラットでも過排卵効果をある程度確認しています。弊社ではラットの場合、5週齢ラットに0.4-0.8mLをi.p.投与し、その48-56時間後にhCG(15-30IU/head)を投与して、翌朝採卵しております。ラット系統によって反応性が異なりますので、ご了承ください。

- CARD HyperOva®F.D.に関するご質問 -

  • CARD HyperOva®F.D.に使用期限はありますか?

    はい。2020年1月現在、製造日より2年となります。有効期限内にご利用ください。

  • 従来のCARD HyperOva®とCARD HyperOva®F.D.は何が違いますか?

    CARD HyperOva®F.D.は凍結乾燥に適した新処方で製造されています。従来品は-20℃~-80℃保存が必要でしたが、本商品は4℃冷蔵保存で保存することが出来ます。

  • CARD HyperOva®F.D.の過排卵成績は従来品と比べて差がありますか?

    従来のCARD HyperOva®と同様の過排卵成績が期待できます。

  • CARD HyperOva®F.D.を融解後、長期保存をする場合はどうすれば良いでしょうか?

    長期保存する場合、いったん融解した後に使用分量毎に分注し凍結保存(-20℃以下)をお願いします。使用時は、融解してご利用ください。
    ※商品融解後、凍結保存後、3ヵ月程度は過排卵効果が維持されることを確認しています。

- CARD FERTIUP・マウス関連 -

  • 商品を開封後、小分けして凍結保存は可能ですか?

    いいえ。凍結後の品質について保証できませんので、お勧めいたしません。

  • C57BL/6マウスの凍結精子を用いた体外受精で、良好な結果が得られましたが、その他の系統では体外受精率は向上しますか?

    マウス精子凍結保存液/マウス精子前培養培地を使用した場合、多くの市販マウス系統で効果が認められております。

  • CARD FERTIUPマウス精子凍結保存液を一度に使いきれなかったので、チューブに分注して保存すれば数週間程度は使用できますか?

    いいえ、できません。アンプル開封後の保存液は速やかに使い切ることをお勧めします。一度に使いきれる規格の試薬アンプルをお買い求め下さい。

  • 未開封のマウス精子凍結保存液に結晶がみられました。

    まれに、周辺の温度変化(低温)により、結晶が析出することがございます。
    30分から1時間、37℃インキュベーター内にて保温し、撹拌すると結晶は融解します。融解後の凍結保存性能には何ら問題ございません。

  • CARD FERTIUPシリーズでの使用法では、流動パラフィンを使用しますが精子に悪影響はないのでしょうか?

    はい。精子懸濁液(保存液に懸濁された精子)に流動パラフィンが悪影響を与えることはございません。

  • 凍結精子をCARD FERTIUPマウス精子前培養培地で前培養後、体外受精用培地にて体外受精する際の精子濃度はどのくらいになるのでしょうか?

    通常、凍結保存液中の精子濃度は100,000~200,000精子/μLになります。凍結・融解した精子懸濁液 (10μL) をマウス精子前培養培地 (90μL)に導入すると、10倍に希釈されるので、精子前培養培地中の精子濃度は10,000~20,000精子/μLになります。その後、前培養した精子懸濁液(10μL)に導入すると、さらに10倍希釈されるので、体外受精培地中の精子濃度は1,000~2,000精子/μLにな ります。最終的に、凍結融解後の運動精子の割合は約20%である場合、体外受精培地中の運動精子濃度は、200~400精子/μLになります。

  • 精子の凍結・融解が確実に出来ているか確認する方法や目安はありますか?

    1.簡易的に凍結・融解後の精子の品質を確認する際には、凍結融解後、前培養培地にて前培養し、ドロップ周辺部の運動精子数にて判断いたします。
    2.マウス精子を凍結保存後、一部融解して未受精卵と体外受精を行い、約30%の受精率が得られることを確認してください。また、凍結前の精子の運動性を確認する場合は、CARD mHTFやPB1などに懸濁液を希釈して確認してください。
    ※販売している商品は、品質確認の際に体外受精を行い、C57BL/6マウスの体外受精率が30%以上であることを確認しています。

  • CARD FERTIUPマウス精子凍結保存液を用いてマウス精子凍結保存を行う際に、ストローでなく、クライオチューブでの保存はできますか?

    マウス精子凍結保存につきましては、ストローを推奨しておりますが、クライオチューブでの保存も可能です。詳細は、熊本大学生命資源研究・支援センター(CARD)のオンラインマニュアルを参照ください。

- CARD MEDIUM®に関するご質問 -

  • CARD MEDIUM®を体外受精培地として使用し、マウス新鮮精子を用いて体外受精をした場合、多数の精子が卵子に付着していました。多精子受精などの恐れはありますか?

    マウス卵子には、たくさんの精子が卵細胞質に入るのをブロックするシステムが2つあります。例え、卵子を取り巻く透明帯に多数の精子が付着しても、透明帯を通過できない機構(透明帯反応)、さらに透明帯を通過しても、卵細胞膜でブロックする機構(卵黄遮断)という機構があります。従って、卵細胞質内部に2つ以上の精子が入ることは、滅多にございません(多精子受精)。特にC57BL/6マウスに関しては、多精子受精の起こる確率は、0.2~0.3%と極めて低く、問題はございません。

  • CARD MEDIUM®で体外受精を行い、2細胞期胚以降の胚発生がうまく進行しませんでした。体外培養に使用した培地はKSOM培地又はWhitten培地です。胚発生が進まない要因は、どういったことが考えられるでしょうか?

    以下の要因が考えられます。
    1.インキュベーターの温度及び炭酸ガス濃度
    2.体外培養培地が自家製の場合、蒸留水や成分に問題がある可能性があります。「CARD KSOM」などの利用をご検討ください。
    3.培地を被膜するミネラルオイルが古い場合、胚の発生が阻害されることがあります。

  • CARD FERTIUPシリーズと一緒に使用しないと高い体外受精率は得られないのですか?

    CARD FERTIUPシリーズは精子に、CARD MEDIUM®は卵子に作用し受精率を高めます。従って同時に使用することにより、C57BL/6マウスでも80%以上の高い体外受精率が得られます。

  • C57BL/6マウス以外の系統でも高い体外受精率が得られますか?

    様々なマウス系統で高い体外受精率が得られます。
    【参考文献リンク】
    DOI: 10.1016/j.theriogenology.2016.04.076

- CARD FERTIUP・ラット関連 -

  • CARD FERTIUPラット精子凍結保存液を開封後、小分けして凍結保存は可能ですか?

    本商品は1.5mL規格で販売しています。ラット精巣上体尾部1個につき1.5mLの保存液を使用します。使用方法の通り、ラット精巣上体尾部1個につき1.5mL規格1本をご利用ください。

- その他 -

  • 米国からマウス凍結精子が送付され、体外受精を検討しています。CARD法以外の方法で凍結保存されたマウス精子を用いた体外受精は可能でしょうか?

    CARD法以外の方法で凍結された精子を用いた体外受精方法は、熊本大学生命資源研究・支援センター(CARD)のオンラインマニュアルを参照ください。

  • 体外受精が思ったほどうまくいきません。精子や卵子には問題がないのに胚が死んでしまいます。どのような原因が考えられるでしょうか?

    体外受精がうまくいかなかったり、胚の発生が止まる原因の一つとして流動パラフィンの品質が関連していることがあります。ご使用される流動パラフィンについては、下記の製品のご使用をお勧めいたします。また、流動パラフィンは開封後、品質が劣化することを経験しています。できる限り開封後はすみやかにご使用ください。

    メーカー名:ナカライテスク
    規格:組織培養用特級試薬
    品名:流動パラフィン
    型番:26137-85

  • ※FERTIUPは弊社の登録商標です。